うつ患者に家族はどう接すればいいのか。「頑張ってよ」「今まで乗り切れたから大丈夫」などの言葉は禁句、と助言するのは、うつ専門カウンセラーの沢登和夫さん。必要なのは十分な休養と睡眠、そして薬物療法。それを理解せず励ますのは間違い。旅行やカラオケなど気晴らしをすすめるのも、実はよくないという。再発率 50 %とも言われる。そのため「常に再発の兆しに注意し、無理をさせないことも大切」と話すのは、 MDA の山口律子さん。「焦らず月単位で見守ってほしい」という。それはそうである。回復期は三。少し落ち込む時期と上向く時期を繰り返しながら、症状は々に改善していく。だから、早寝早起きや摂生を促し、回復の手助けをすべきだ。 【問い】「うつ患者に家族はどう接すればいいのか」について、筆者の主張は次のどれか。