会社勤めの生活は楽だった。楽しくはないが、楽だった。ずっと一人で生きてきたで、集団に入ってみると、その居心地の良さ、安楽さに驚くのである。一人の時は、覚めて寝るまで「何をすべきか」という判断、決定を自分でしなければならない。つまり、それを「自由」というのだが、実力のない者には自由は重すぎる。一日中、選択と決断をし、その結果を自分一人でひき受けねばならない。問:1と2の中で、筆者によると、会社勤めが楽だった原因は1です。(A)自分の能力に適した仕事が与えられ無理がないから。(B)自分一人で決めることも責任を取ることもしなくてすむから。