マラソン大会、チーズ祭り、手品コンテスト~~~。住民による小さなイベントや趣味のサークル活動が、町の名物と呼ばれるほど大きく広がることがある。大浜市にも 1 このような名物 がある。小学生親子バレーボール大会、「ひかりカップ」だ。今年は、県の内外から 156 チームが出場し、 2 日間で 4000 人もの人が同市を訪れた。 この大会は、バレーボールの市民サークルが小学校のクラブと交流試合を行ったのが始まりだ。初めは参加 10 チームの小さな大会だったが、この大会を広めることで2 町おこし ができないかとサークルのメンバーたちは考えた。 商店街に協力を呼びかけてもなかなかこててもらえず、大会当日の昼は弁当を注文する。県外からのチームは市内に泊まる、という参加ルールを作ることにした。その結果、多くの店や旅館が協力してくれるようになった。これは農家にとっても3 いい伝になっている 。お弁当にはすべて地元の食材を使うことになっているのだ。今では、大会中は街に人が溢れ、祭りのような賑やかさだ。試合の帰りに市内を観光して帰る人も多い。町おこしは大成功だ。 「みなさんが楽しそうにプレイしていたのが一番嬉しい。町の方々とボランティアの力を借りて、来年もより良い大会にしたい」と会長の木村さん。サークルには、参加者からのお礼の手紙がたくさん届いているそうだ。試合結果と参加者の声はサークルのホームページで公開されている。