1社会人として必要な情報は新聞では新聞で十分手に入る。( 2)効率のよい読み方をしなければならない。 新聞の読み方は人によって違う。結果的にすべての記事に目を通すのがいちばんよいが、を隅から隅まで読んでいたら何時間もかかってしまうから、( 3)、拾い読みすることになる。 どこから読み始めるかは個人の自由であるが、4必ず読むべきところは1面である。1面にはその日の最も重要な記事が載せられている。本文までは読まなくてもよいから、少なくとも大見出し、小見出しだけは必ず読むべきである。 1面には直接自分に関係しない記事もある。しかし、5これを読めば自分が生きている環境を知るうえで参考になる。自分の生活と直接関係がある記事は、本文の中まで読み込んでいかなければならない。これが状況の判断へとつながることになる。 ( 6)、1面以外は読まなくてもいいというわけではない.国際面経済面、政治 面などにも目を通すことが大切である。1面の大見出し、小見出しに目を通すのにかかる 時間は秒単位である。紙面全体の大見出し、小見出しに目を通しても4~5分ですんでし まう。 毎朝この作業を続ければ、いわゆる社会常識や社会情勢を知ることができ、7それは社会的な武器としてこれからの人生に役立てることができるだろう。 こうした作業を続けるうちに「くせ」が生まれる。毎朝、新聞に目を通さなければ落ち 着かない、次の行動に移れない一これが新聞を読む「くせ」である。この「くせ」が身 についたとき、情報収集の一つの大きな方法が自分のものになったと考えて差し支えない。 また、教養の充実を図ろうとするならば、毎日8この作業に、1面の最下段の文章を読むことをつけ加えるとよい。朝日新聞の「天声人語」、毎日新聞の「余録」などがこれに当たる。これらの文章は読みやすいうえに、時事問題や季節の話題などを取り上げており、教養を深めるにはもってこいの材料である。 1の「社会人として必要な情報」とはどんなものですか。( )