次の文章を読んで問題に答えなさい。答えはA・B・C・Dの中から最も適当なものを一つ選びなさい。 視覚54%、聴覚38%、話の内容は7% ファーストイメージ(初めて会ったときに持つ印象)は、出会った瞬間からどの程度の時間で決まるか知っていますか。 答えはたったの「7秒」です。 しかも、視覚要素が55%とその大部分を占め、聴覚が与える要素は38%、話す内容は7%に過ぎないといわれています。視覚によるイメージが半分以上を占めるということは、自己演出に成功すれば、あなたのファーストイメージはかなりの確立で「良い」評価になると言えるわけです。 営業先でどんなに魅力的なトークに時間を割いた(話をするのに時間をかけた)ところで、話の内容がファーストイメージに占める割合が7%しかないのであれば、55%を占める「視覚によるメッセージ」に力を入れたほうが、より効果的だと言えます。 以前『B-ing』という就職情報誌が企業の採用担当者に行った「面接の合否に影響をもたらす要因」についてのアンケートで、 (ア)面白い結果 が出ていました。「清潔感」「身なり」「立ち振る舞い」など言語以外で相手に与える印象、即ちノンバーバルコミュニケーションが、合否要因の半分以上を占めているとの回答が出たのです。 希望通りの就職ができるよう学業に力を入れてきた学生は、愕然(非常に驚くこと)とするかもしれません。見た目で仕事ができるものかと思うことでしょう。しかし、実社会では能力と同じくらい、相手に与える印象のよさも大切なのです。 (谷澤史子『仕事は見た目』あさ出版より一部改)